QOOL CAREER

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おおよそのスケジュールを知る

育児中の転職はとにかく時間がありません。通常の転職であれば業務時間外の時間を使うなどできますが、子供がいるとなると時間調整は難しくなります。前もって必要な時間を把握しておくことで、転職活動の計画を立て、家族の協力を得ることができます。

子育て中の方の転職活動の流れ

転職に必要な期間は一般的に3ヶ月程度と言われていますが、子育てをしている場合は少し異なってきます。ここでは各フェーズごとにおおよその期間を解説します。

事前準備:2週間

やみくもに転職活動を始める前にしっかりと事前準備をしましょう。準備内容としては「転職理由の明確化」があります。年収、通勤距離、キャリアアップなど、転職したい理由を明確にすることで、より最短距離で良い企業に出会うことができます。

転職理由の見極めはこちら

求人確認・書類作成・応募:2週間〜3週間

転職の理由が決まったら実際に求人を探してみましょう。求人を探す方法は大きく分けて2つです。

・求人媒体などで自分で求人に応募する
・転職エージェントを活用して紹介してもらう

双方にメリット・デメリットがありますが、子育て中の転職に関しては圧倒的に転職エージェントを利用することをオススメします。

時短の有無など細かい時間条件、年収や突発的なおやすみの場合の対応など、自分自身で交渉することは可能ですが、企業の面接官の心象に影響を与えることも少なくないためです。特に転職経験が浅いうちはエージェントを活用した方が、最新の転職市場トレンドなども理解できるため、進めやすくなるでしょう。

実際に求人を確認し、応募先が決まれば履歴書・職務経歴書を作成します。この時に注意したいのは、他社から見てわかりやすい内容であるかどうかです。書きたいことを書くのではなく、伝えるべきことを伝えられるよう、数字などを事実情報に基づいて記載しましょう。

またできれば履歴書内にはスーツ姿で撮影した写真があるとなお良いです。たかが書類選考ですが、一度作成したものを後で書き換えるのは想定以上に時間がかかります。しっかりと応募前の段階で時間を割いて作成していきましょう。

書類ができたタイミングで応募に移ります。この時、応募に対しての企業からの合否は長くて1週間です。それ以上かかる場合は企業にリマインドすることを考えても良いでしょう。ただし、この期間が長いほど企業にとっての優先順位が低い証拠でもあります。根気強く待つよりは次の応募の準備をした方が良いと言えるでしょう。

選考〜内定:1ヶ月〜1ヶ月半

企業によりますが、面接回数はおおよそ2〜3回です。また最終面接後に条件すり合わせの面談を行う企業も最近は増えてきています。

各選考結果の把握から次回の調整が1週間ほどかかることを踏まえると、この選考期間はできる限り予定を空けておく、家族の協力を得やすい体勢を作っておくことが重要です。

特に企業の活動時間的にも夕方〜夜にかけての面接が多いため、お迎えなどを頼める場合はあらかじめ依頼しておきましょう。また企業によってはオンラインでの面接を希望されるケースもあるため、事前に自宅のPCにインカメラがあるかなど確認しておきましょう。

転職エージェントを利用するケースでは、調整業務や各種結果に対する感想を電話などで共有する機会が追加されます。ただ疑問点や不安点をエージェント経由で確認できるため、細かにすり合わせができます。直接応募の場合は、できる限り早くレスをすることを意識しておきましょう。

複数の選考を経て、複数の企業から内定をいただける方は少なくありません。最後の選択でどちらを選ぶのか、転職理由に立ち返って考えてみましょう。

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内定承諾〜入社:1ヶ月〜

複数から内定をもらっている場合、内定承諾はすべての企業の条件が出揃った後でも問題ありません。

1つの企業に絞って内定承諾をしたら、他の企業には丁重に断りを入れておきましょう。特に転職は同じような業界や分野で見ているケースが多いため、入社後の他社との関係性も踏まえて、礼節ある対応を心がけましょう。

入社が確定した際に、子供を保育園に預けている、もしくは育休復帰後に預ける予定がある場合は「就労証明書」の記載を依頼しておきましょう。

特に就労証明書は市区町村によって記載方法が異なり、また記載方法次第で入園への影響が変わってくるため、記載の仕方を含めて企業と転職エージェントに相談しましょう。